夏の時期は虫刺されが多いですよね!
虫刺されは実は蚊だけではなく、ハチやダニ、ブヨなど、さまざまな危険因子が潜んでいるのです。
かゆみや赤みといった軽度の症状から、アナフィラキシーショックのような重篤な健康被害まで、油断できないのが「虫刺され」。
特に屋外作業や食品工場など衛生管理が重要な現場では、虫刺されが労働災害につながるケースもあります。
本記事では、労働安全衛生の視点から虫刺されの危険性と応急処置、さらに職場や家庭でできる予防法について詳しく解説させていただきます。
虫刺されの種類とリスク
虫刺されといえば蚊を思い浮かべる方が多いですが、実際にはさまざまな虫が人に害を及ぼします。
それぞれの特徴とリスクを確認しておきましょう!
1-1. 蚊による虫刺され
- 最も一般的。
- かゆみ、赤み、腫れ。
- デング熱や日本脳炎など感染症を媒介する可能性もある。
1-2. ハチ刺され
- 激しい痛み、腫れ。
- アナフィラキシーショックの危険性。
- 屋外作業中の労働災害として報告例多数。
1-3. ダニ(マダニ含む)
- 屋外での農作業や草むらで被害。
- SFTS(重症熱性血小板減少症候群)などウイルス感染のリスク。
1-4. ブヨ
- 山間部や川辺で被害が多い。
- 蚊より強い腫れやかゆみ。
1-5. ノミ・シラミ
- ペットや動物を介して発生。
- 強いかゆみ、衛生リスク。

虫ってこんなに種類があるのね!蚊だけじゃないって意外と知られてないのよね〜!
虫刺されによる健康被害
虫刺されは一見軽く思われがちですが、油断は禁物です。以下のような健康被害があります。
- かゆみ・腫れ・痛み(日常的な症状)
- 化膿・二次感染(掻き壊しによる)
- アレルギー反応(じんましん、呼吸困難など)
- 感染症の媒介(デング熱、SFTSなど)
- アナフィラキシーショック(ハチ刺されなど重篤例)
応急処置の基本
虫刺されにあったときの初期対応が、その後の症状悪化を防ぐカギとなります。
3-1. 蚊やブヨの刺し傷
- 石けんと流水で洗浄。
- 冷却してかゆみを抑える。
- かゆみ止めを塗布。
3-2. ハチに刺された場合
- 針が残っていればピンセットで除去。
- 冷却し腫れを抑える。
- 全身症状(息苦しさ、めまい)があれば救急要請。
3-3. ダニに咬まれた場合
- 無理に取らない(体内に口器が残る危険)。
- 医療機関で除去処置を受ける。
3-4. 共通の注意点
- 掻きむしらない。
- 消毒・冷却・安静が基本。

ハチに刺されたらすぐに冷やす!そして息苦しくなったら迷わず119番だよ!
職場における虫刺され対策
工場や建設現場、屋外作業現場などでは虫刺され対策も安全衛生管理の一部です。
4-1. 作業環境での対策
- 草刈り・除草の実施。
- 蚊取り線香や忌避剤の設置。
- 作業区域の水たまりをなくす。
4-2. 作業者の個人対策
- 長袖・長ズボンの着用。
- 虫よけスプレーの使用。
- 防護ネットや帽子の活用。
4-3. 教育・周知
- 安全衛生教育の一環で虫刺され対応を共有。
- ハチやマダニが多い季節には特別注意喚起。

安全大会や朝礼で“虫刺され注意”って伝えるのも大事だね!
家庭や日常での予防
職場だけでなく、家庭でも虫刺されは注意が必要です。
- 網戸・蚊帳の活用。
- 室内を清潔に保ち、ダニ繁殖を防止。
- ペットのノミ・ダニ対策を徹底。
労災事例と法的視点
労働災害として認定される虫刺され事例も少なくありません。
特にハチ刺されは毎年のように労災報告があり、死亡例も出ています。
厚生労働省の統計でも、屋外作業従事者が被害に遭うケースが多いとされています。
- 労災認定されるケース
- 業務中にハチに刺された
- 草刈り作業中にマダニに咬まれ感染症発症
- 企業としての対応
- リスクアセスメントに虫刺されを加える
- 安全衛生教育で応急処置方法を共有
まとめ
虫刺されは「ただのかゆみ」ではなく、労働災害や重篤な健康被害につながることもある重大なリスクです。
職場でも家庭でも、予防と応急処置を徹底することが大切です。

虫刺されを甘く見ちゃいけません!
予防・応急処置・教育、この3つを押さえて夏を安全に乗り切りましょう♪
コメント